物忘れ外来

日常生活において、「人の名前が思い出せない」、「メガネをどこに置いたか分からない」、「財布を家に忘れてきた」など多くの方が物忘れを自覚していると思います。物忘れには加齢に伴う良性の物忘れ(いわゆる「ど忘れ」)と認知症による病的な物忘れがあります。物忘れ外来はこのような症状で不安を感じている方や日常生活に影響が出ている方に対して正確な診断、適切な治療をおこなうことを目的としています。

■外来
当院の物忘れ外来は月曜日から土曜日まで毎日診療しています。 受付は当日受付です。 かかりつけ医があれば、紹介状を持参して下さい。ご家族もしくは生活状況のよくわかる方と受診していただくのが望ましいです。神経学的診察、頭部CT、頭部MRI、脳血流シンチグラフィ、脳波、高次脳機能検査などを適宜行います。認知症の初期には正常か病気かを判断することが難しい場合もしばしばあり、その際は半年後に再検査をさせていただいています。また、初診時には加齢に伴う物忘れと判定された方でも、徐々に進行して認知症になる場合もありますので、可能であれば1年後に再検査をおこなっています。診察や検査にはすべて医療保険が適応されます。
■四日市市地区認知症総合支援ネットワーク
四日市市医師会では認知症専門医(認知症基幹病院)とかかりつけ医(開業医)の間で認知症患者の紹介、逆紹介を円滑におこなうシステム(四日市市地区認知症総合支援ネットワーク)を導入しています。当院は認知症基幹病院に指定され、認知症の診断と治療に積極的に取り組んでいます。


■担当医師
常勤 :森 恵子(モリ ケイコ)

日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本認知症学会専門医・指導医
専門は神経変性疾患、認知症、末梢神経疾患



常勤 :伊藤 益美(イトウ マスミ)

日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医
専門は神経変性疾患



常勤 :川合 圭成(カワイ ヨシナリ)

日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会認定内科医
専門は神経変性疾患、認知症



非常勤 :岩崎 靖(イワサキ ヤスシ)

日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
日本神経病理学会評議員
日本神経感染症学会評議員
専門は神経変性疾患、認知症、プリオン病