>部門案内/総合リハビリテーションセンター/言語聴覚療法
- 言語聴覚士(ST)が行うリハビリテーションのことをいいます。言語聴覚士は、ことばによるコミュニケーションに問題を生じた方、食べたり飲んだりすることに問題を生じた方に、専門的な評価、訓練、指導を行います。そして、その専門的なサービスによって、対象者の方々のコミュニケーションや飲み込みの問題が少しでも改善し、生活の質が向上することを目指しています。当院では言語聴覚士による専門的サービスを提供しており、現在は4名の言語聴覚士が、日々患者さまを担当しリハビリテーションを行っています。
- 当院では2017年4月より、飲み込みの機能が低下している患者様に対し嚥下造影検査(VF)を実施し、嚥下機能のチェックを実施しています。
- 飲み込みの過程や状態を透視下で、正確に評価する為のテストです。摂食嚥下障害の疑われる患者様に行い、喉の形状や飲み込み方に異常がないかどうかを調べます。このテストにより、患者様に適した食物の形態を検討します。
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- 当院での言語聴覚療法の対象となる主な障害は以下の通りです。
- 「失語症」
- 言葉が理解できない、言葉が思い出せない、自分の意図と異なる言葉が出てしまう、文字が書けない、文字が読めない等
- 「構音障害」
- 口唇や舌など声を出したり、話したりする発声発語器官の麻痺により、不明瞭な発話になる
- 「摂食・嚥下障害」
- 食べ物や飲み物がうまく取り込むことができない、食べ物や飲み物でむせる、栄養が取れない等
- 「高次脳機能障害」
- 思った通りに動作ができない、正しく認知ができない、注意力が不安定、記憶力が低下する等
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