大腸CT検査
CT装置の更新に伴い、新たに大腸CT検査が行えるようになりました。
この検査は、肛門から炭酸ガスを注入して撮影を行う事で、大腸内視鏡検査のように内視鏡を入れたり、注腸X線検査のようにバリウムを注入したりせずに、あたかも内視鏡やX線写真の様に調べることが出来る検査です。楽に短時間で検査することが出来ます
・健診で便鮮血陽性を指摘されたが、カメラが苦手で放置している。
・なるべく楽に検査を受けたい。
①検査前日(~当日朝)に検査食と下剤にて腸をきれいにします。
②検査当日 細いチューブを肛門から数cm入れ炭酸ガスを注入して大腸を膨らませます。
③その状態でCT撮影を行います。(通常うつ伏せと仰向けで撮影します)検査終了後、炭酸ガスは自然に体内で吸収されます。
④その後専用のコンピューターで大腸の画像を作成し診断を行います。
・前処置の負担が少ない。
・検査自体の苦痛が少ない。
・大腸以外の腹部の情報も得られる。
大腸CT検査の結果、放置できないポリープやがんを疑う異常が見つかった場合には、改めて大腸内視鏡検査を受けていただく必要があります。
但し、現在当院では大腸内視鏡検査を行っておりませんので、信頼できる他の病院を紹介させていただきます。
CT装置更新に伴い、新たに冠動脈CT検査が行えるようになりました。
冠動脈とは心臓に栄養を運ぶ血管です。
狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患の原因となるこの冠動脈の狭窄の診断や、治療後の経過観察で行う検査です。
入院が必要となる心臓カテーテル検査よりも安全に短時間で冠動脈の評価を行うことが可能です。
①当日、絶食で来院していただきます。
②心電図モニターを付けていただき、現在の波形・血圧・脈拍を調べます。
③心臓の動きが早すぎる方の場合は、β遮断薬という一時的に脈拍を下げる薬を内服していただきます。
(β遮断薬の効果が現れるには時間がかかるため検査開始までお持ちいただく事もあります。)
④検査開始時、血管を拡張させるスプレー剤を使用します。
⑤-1 胸部単純撮影を行い、心臓の撮影範囲を決めます。
-2 冠動脈を鮮明に映し出す造影剤を腕の血管より注入しながら、心臓の造影撮影を行います。
⑥撮影終了です。
医療法人社団主体会
小山田記念温泉病院
三重県四日市市山田町5538-1
Tel 059-328-1260